次はいつ?

2005年8月10日
家に入って、向かい合わせに座った。
「久しぶりだね」って言って、軽くキスをした。

彼があたしを頭を撫でる。
子供扱いするみたいな、いつもの撫で方。

あたしは彼にもたれかかって、肩におでこをくっつけた。
背中に腕を回して、ぎゅうっと抱きしめた。
いつもの香水の匂いがした。
彼は煙草を吸わないから、煙草の匂いはしない。
あたしより体温の高い彼の肌は、いつも心地良く温かい。

「ちっちゃい背中だなぁ」
彼が、あたしの背中に腕を回して、抱きしめかえしてくれた。
あたしが喉にキスをすると、彼の手がTシャツの中に伸びてきて、
背中を弄って、ブラジャーをはずした。

手が胸に移動して、乳房を弄る。
ほんの少しだけ荒っぽく、ぎゅうっと掴むみたいにして。

「ちょっと大きくなった?」
「そうかなぁ?」
「うん」

胸を持ち上げるようにして寄せて、乳首を口に含んだ。
「あ……」って声が漏れた。
子宮のあたりが熱くなった。
それを見透かしたみたいに、彼の手がスカートの中に伸びてきた。
あたしは、手を太もものあたりで押しとどめた。

「だめ」
「だめ?」
「すぐ脱がそうとするんだから。えっちだなぁ」
「yucoだって、濡れてるよ」

指が伸びてきて、濡れている部分を撫でた。

「だめって言ってるのに」
「ダメじゃないよ」

下着を脱がせて、足を開かされた。
あたしは抵抗しようとしたけれど、舌先が濡れてる部分をなぞると、
力が抜けてしまって、「んん……」って声が漏れた。

舌を押し込むようにして、舌先でつついて、
ぴちゃぴちゃ舐めながら、指を入れた。
「あぁ……」
指の出しいれがはやくなって、
あたしはゾクゾクして、声がたくさん漏れた。
指を噛んで声を殺したけれど、それでも声は漏れて。
たえられなくなって、あたしは腰をくねらせた。

「ほしくなった?」
「ん……」
「何が欲しい?」
「……教えない」
「言わないとあげないよ」
「いじわる……」

「Kくんのが欲しい……」
「俺の何が欲しい?」
「言わせないで……」

Kくんのが入ってきて、ひとつになって。
ぎゅうっと抱き合って、肌の熱さを感じてる。

こんな時間が、もっとたくさんあれば良いのに。
次に会えるまでの日数を数えながら待って、
会ってからも、残り時間を気にしながら抱き合って、
夢中になって、会えなかった間の寂しさを埋める。

時々、じゃ足りない。
もっと傍にいて欲しいと思う。

「次はいつ?」
そんな質問はしたくないよ。
いつだって、手の届くところに、
手をのばせば、抱きしめられるところに居たいよ。

でも、やっぱりキミは遠くに戻ってしまう。
あたしも、遠くに離れていく。
 
 
「次はいつ?」

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