正夢になった

2005年5月28日
Mが来た。
出張が実現したのだ。

仕事の後、Mと落ち合った。
Mは、あたしがいつもと違ってOLっぽい服を着ていたから、驚いたらしかった。

「yucoさぁ、会社の男に言い寄られたりしてない?」

一体何の心配をしてるんだか(苦笑)

「一ヶ月に2回も会えるなんて、奇蹟だね」
「そうだねぇ。Mさんがあたしの部屋に居るなんて、すごく変な感じ」
「ひどいな」Mが苦笑する。

「だって、あたしは、3月に東京でMさんに会った日が
 最後になると思ってたもん」
「絶対会いに行くって言っただろ」
「それはそうだけど……」

ゼッタイなんてありえないと思ってたのに。

Mがキスしてきた。

「俺は本当にyucoにもっと会いたいと思ってたんだよ。
 yucoがどう思ってたかは知らないけど」

「ふうん……」
 
 
抱きしめられた。
今度のキスは深くて長かった。

ふと気づいた。

「……今日は、香水つけてないんだね」

「え? ああ、香水は持ってきてなかったから」

首筋にキスをされた。

「yucoはつけてるね。いつものやつ」
「うん」
「いい匂い」

Mの舌が、耳の後ろを舐めた。
いつの間にか、手がスカートの中に伸びてきて、太ももを撫でていた。

「やばい、また襲いたくなってきた」

あたしは、Mの首に腕を回して、キスをした。

「いいよ……」囁いた。

長い長いキス。
Mの指が、下着の上からあたしの中心を触った。
そして、一番感じるところを探しあてた。

「ん……」って、キスの途中なのに、声がもれた。
 
 
いつものように、指と舌でせめられ、あたしは何度もイッた。
ぴんと立った乳首を吸われて、
壊れそうなくらい激しく突かれて、
シーツを濡らすぐらい、グシャグシャになって。
無意識に腰を動かして、もっともっと……って、あたしはMを求めてた。

「yucoの中がビクビクしてる」

Mはあたしの両腕を押さえつけ、
身動きが取れないようにして、更に突いた。
いちばん奥まで強く突きながら、Mは、あたしの顔をじっと見てた。

「すごくえっちな顔になってるよ。別人みたい」

あたしは恥ずかしくて、顔を隠したかったのに、それもできなくて。
Mの視線を感じて、よけいに濡れた。
我慢できない声が、いっぱい漏れた。
キスして、舌を絡ませて。

もっとキスして、もっとたくさん欲しい、って思った。
 
 
Mが果てて。
あたしは目を閉じて、おなかに熱いものが散るのを感じた。
一気に力が抜けた。
足の力が抜けてしまっていて、多分あたしは立てなくなってたと思う。

短くて優しいキスをした。
Mの肩に頭を預けて、ぴったりと身体をくっつけた。
Mが腰を抱いてくれた。
 
ふたりで抱き合って、あたしたちは互いの呼吸がおさまるのを待った。
 
 
 
あの日、Mのみた夢は正夢になった。

白い天井の部屋で、裸で抱き合って。
夢と同じ会話はしなかったけれど、
あたしたちは他愛もない話をたくさんした。

そして、狭いベッドでぎゅうっと抱き合って眠った。

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