遠距離不倫、逢瀬

2005年5月4日
まさか本当に再会する事があるなんて、嘘みたいだった。
しかも、私の家で。

東京に居た頃も、Mを家に呼んだことなんてなかった。
「行くよ」という連絡を受けても、
待ち合わせ時間と場所を決めても、全然実感が湧かなかった。

彼氏が帰ったあと、部屋を片付けていたら、携帯がなった。
Mからの着信。

携帯番号を教え合っても、実際は電話で話したことなんてなかったので、
妙にどきどきしながら出た。
電話の向こうから聞こえる、Mの声。
「うわー、変な感じ」思わず笑ってしまった。

駅までMを迎えにって、本当にMが居るのを見つけて、
やっと約束が嘘じゃなかったんだと思った。
だって、全然信用してなかったから(笑)

「相変わらずちっちゃいね」って、それがMの第一声(苦笑)

我家に行って、ドアを閉めたら、Mはいきなり腰を抱いてキスしてきた。

久しぶりの感触と、香水の匂い。

くすぐったいような、恥ずかしいような変な感じだった。

部屋に入って、とりあえず座って。
「久しぶり。でも、意外と早い再会だったね」
そう言って、もう一度深いキスをした。

「やばい、このまま押し倒しそう」
一瞬だけ抱きしめて、Mはパッと身体を離した。

私はこっそり、「押し倒されても良いけどな」と思ったけれど。

Mには、来てくれたら手料理をご馳走するという約束をしてた。
リクエスト通り、和食フルコース。
おいしいと言ってくれて、ホッとした。
食事のあと、Mが買ってきてくれたケーキを二人で食べた。
テレビみたり、ぼんやりしたり。
おかしいくらい普通の時間を過ごした。

Mがキスしてくるまでは。

ふと、抱き寄せられて、キスをして。
Mがじぃっと私を見てた。
Mが私の手をとって、ベッドに誘った。
ベッドに横になって、しばらくはぎゅうっと抱き合ってた。

「相変わらずいい匂い」
Mが言った。首筋にキスした。
手が、胸を弄り始めてた。

深い深いキスを何度も繰り返して。
指が下着の中に入ってきて。
私の身体はビクッとなった。

「ん……」って、声がもれた。

指が小刻みに動いて、私はもうぐしゃぐしゃに濡れてて、
声も我慢できなくなってた。
ガチガチになったMのを弄ってたけれど、
それもできなくなってしまうくらい、感じてた。

「あ、あ……」って声がもれて。
身体は恥ずかしいくらいに反応して、ビクビク震えてた。
指が中に入ってきて、かき回されて、
それだけでシーツを濡らすぐらいグチャグチャに濡れた。
足を閉じようとしても許してもらえなくて、逆にいっぱいに広げられた。

指を動かしながら、Mの舌が喉から胸、胸からお腹へと下がっていった。
そして、グシャグシャになったところを舐め始めた。
音をたてて、時々強く吸って。
たくさん舐められても吸われても、私はずっと濡れっぱなしだった。

「えっちだなぁ」
そう言って、Mが中に入ってきた。
Mの硬さがすごく良くわかって、私はまた声をあげた。
Mが中をかき回して、壊れそうなほど突かれて、私はのけぞって。
キスもまともにできないくらいに感じて。
「あぁ、あぁ」って、泣き声みたいな声をあげて。

汗で濡れたMの背中をぎゅうっと抱きながら、
「いっちゃうよぉ」ってうわごとみたいに言ってた。

Mが果てて、私はぐったりとしてしまった。
Mが優しくキスしてくれて、腕の中に抱いてくれた。

すごくすごく久しぶりで、すごくすごく懐かしい感じがした。
離れたくないって思った。

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