昔の話……犯された時のこと
2005年2月25日※アルコールに任せてのなぐり書きです。暗いので、読み飛ばしてください。
初めてセックスをしたのは、高校3年の時だった。
センター模試があった日だったのは記憶してる。
「セックスした」というよりは、犯された。
無理矢理押し倒され、無理矢理彼の『ソレ』をねじこまれたんだった。
当時、私には付き合っている男の子がいた。
同じ高校の、隣のクラスの子だった。
友達のクラスメイト。その程度の存在だった。
進学校だった高校には、希望者には放課後に補習をしていて、私とカレIは、補習で同じクラスになった。私はIが友達のクラスメイトだとは知っていたが、直接の交流はなかったので、名前は知らなかった。
或る日の補習のあと、いきなり話し掛けられて、初めて会話をしたんだった。
はじめは、わからない問題を教えてくれ、というありがちな質問からだった。
今思えば分かりやすい近づき方だが、当時の私は「男の子」をもっと純粋な生き物だと思っていたし、勉強を教えてくれと頼まれるのは日常茶飯事だったから、単純に勉強を教えてほしいだけなのだと思っていた。
Iに勉強を教えた後、さっさと帰ろうとした私をIは追いかけてきた。そして、メアドを教えて欲しいといった。
そこからが、Iとの付き合いがはじまった。
実際に「彼氏彼女」の付き合いを始めたのは、少し後だ。
私は、受験の大事な時期に、男の子と付き合う暇なんてないと思っていたのだが、Iの「一緒に勉強すれば互いのためになる」といういい加減な言葉に納得して、付き合い始めたんだった。
今思えば、私はただの無防備な馬鹿だった。
男性というものが、「好き嫌い」に関係なく、女を抱きたいと思う生き物だと思ってなかったから。
Iが、「あの『yuco』を落としたぞ」というメールを、男友達に送っていたと知ったのは、別れた後のことだ。
すべて後になって知ったことだが、私はIとその友達の、あるゲームの対象になっていたらしい。
マンガじゃないんだからさぁ……って、今は思う。
22歳になった今は、「馬鹿な男だったなぁ」ってIを嗤えるだけの余裕ができた。
でも、「勉強」という名目でIの家に遊びに行った日は、そんなこと思えなかった。
当たり前だけど、勉強なんてするはずもなく、Iはキスしてきた。
キスでは私も驚かなかったけれど、抱きしめられ、ベッドに倒された時、私は酷く動揺した。
嫌がる私の手を押さえつけ、むりやり足を広げて、Iはガチガチに硬くなった自分のモノをねじ込んだんだった。
今思えば、たぶんIも初めてだったんだろう。強引でAVチックでお粗末なセックスだった。血の気の多い高校生らしい、と言うべきだろうか。
でも、当時の私はただ痛みと怖いと思う気持ちでいっぱいだった。
両手を片手で押さえ込まれ、もう片方の手で、Iは身体を弄り続けていた。
暴れようとしても、軽く押さえられ、男女の力の違いを改めて感じてゾッとした。
しきりに何かを囁きかけていたのをおぼえているが、何を言っていたのかまったく思い出せない。
快感など覚えるはずもなく。
痛みよりも恐怖に震えた。
必死にもがいて、覆い被さるIから逃れて、私は逃げ出したんだった。
Iのベッドを血で汚したようだったが、よくおぼえていない。
そして、Iの家を離れ、人気のない道端で、嘔吐した。
膣がジンジンと痛かった。
私は顔をぐしゃぐしゃにして泣いた。とにかく怖かった。
でも、そんなことを誰にも言えるはずかなく、私はその後、そのまま塾に行った。
何事もなかったかのように授業を受けて帰り、下着についた血をコッソリ洗っている時に、もう一度吐いた。
男性も、セックスも、怖い物だと思った。
大嫌いだと思った。
あの出来事の後、私は2年間生理がとまった。
あの出来事が原因だったのかどうかわからないが。
Iが友達に「あの『yuco』とやったぞ」というメールを送っていたのかどうか、私は知らない。
送って、友達と嗤いあっていたとしても、私はもはや驚かないだろう。
Iとは、その日以来連絡を拒否している。
何も知らない共通の友人を介して、何度かIから「連絡をとりたい」といわれたが、応じる気にはなれなかった。
むしろ、どんな神経をしているのだろう、とうんざりするばかりだ。
その日から、私の中で「男性」の位置づけが変わったのは確かだ。
一応「付き合って」いたのだから、レイプなどというものとは違うのだろう。
でも、男性と「気持ち」と「性欲」はまったく別物なのだと思った。
性欲を満たすためなら、男は平気で嘘をつく。甘い言葉を吐く。
そう思った。
だから、私は男の人をどこまで信じて良いのか良くわからない。
その後に付き合った男性たちも今の彼氏も、多分Iとは違うと思う。
今の彼氏に至っては、初めて寝た時も、キスですら、ちゃんと私の同意を得てからだった。
でも、やっぱり彼もIと同じ「男性」であるには変わりないのだと思う。
初めてセックスをしたのは、高校3年の時だった。
センター模試があった日だったのは記憶してる。
「セックスした」というよりは、犯された。
無理矢理押し倒され、無理矢理彼の『ソレ』をねじこまれたんだった。
当時、私には付き合っている男の子がいた。
同じ高校の、隣のクラスの子だった。
友達のクラスメイト。その程度の存在だった。
進学校だった高校には、希望者には放課後に補習をしていて、私とカレIは、補習で同じクラスになった。私はIが友達のクラスメイトだとは知っていたが、直接の交流はなかったので、名前は知らなかった。
或る日の補習のあと、いきなり話し掛けられて、初めて会話をしたんだった。
はじめは、わからない問題を教えてくれ、というありがちな質問からだった。
今思えば分かりやすい近づき方だが、当時の私は「男の子」をもっと純粋な生き物だと思っていたし、勉強を教えてくれと頼まれるのは日常茶飯事だったから、単純に勉強を教えてほしいだけなのだと思っていた。
Iに勉強を教えた後、さっさと帰ろうとした私をIは追いかけてきた。そして、メアドを教えて欲しいといった。
そこからが、Iとの付き合いがはじまった。
実際に「彼氏彼女」の付き合いを始めたのは、少し後だ。
私は、受験の大事な時期に、男の子と付き合う暇なんてないと思っていたのだが、Iの「一緒に勉強すれば互いのためになる」といういい加減な言葉に納得して、付き合い始めたんだった。
今思えば、私はただの無防備な馬鹿だった。
男性というものが、「好き嫌い」に関係なく、女を抱きたいと思う生き物だと思ってなかったから。
Iが、「あの『yuco』を落としたぞ」というメールを、男友達に送っていたと知ったのは、別れた後のことだ。
すべて後になって知ったことだが、私はIとその友達の、あるゲームの対象になっていたらしい。
マンガじゃないんだからさぁ……って、今は思う。
22歳になった今は、「馬鹿な男だったなぁ」ってIを嗤えるだけの余裕ができた。
でも、「勉強」という名目でIの家に遊びに行った日は、そんなこと思えなかった。
当たり前だけど、勉強なんてするはずもなく、Iはキスしてきた。
キスでは私も驚かなかったけれど、抱きしめられ、ベッドに倒された時、私は酷く動揺した。
嫌がる私の手を押さえつけ、むりやり足を広げて、Iはガチガチに硬くなった自分のモノをねじ込んだんだった。
今思えば、たぶんIも初めてだったんだろう。強引でAVチックでお粗末なセックスだった。血の気の多い高校生らしい、と言うべきだろうか。
でも、当時の私はただ痛みと怖いと思う気持ちでいっぱいだった。
両手を片手で押さえ込まれ、もう片方の手で、Iは身体を弄り続けていた。
暴れようとしても、軽く押さえられ、男女の力の違いを改めて感じてゾッとした。
しきりに何かを囁きかけていたのをおぼえているが、何を言っていたのかまったく思い出せない。
快感など覚えるはずもなく。
痛みよりも恐怖に震えた。
必死にもがいて、覆い被さるIから逃れて、私は逃げ出したんだった。
Iのベッドを血で汚したようだったが、よくおぼえていない。
そして、Iの家を離れ、人気のない道端で、嘔吐した。
膣がジンジンと痛かった。
私は顔をぐしゃぐしゃにして泣いた。とにかく怖かった。
でも、そんなことを誰にも言えるはずかなく、私はその後、そのまま塾に行った。
何事もなかったかのように授業を受けて帰り、下着についた血をコッソリ洗っている時に、もう一度吐いた。
男性も、セックスも、怖い物だと思った。
大嫌いだと思った。
あの出来事の後、私は2年間生理がとまった。
あの出来事が原因だったのかどうかわからないが。
Iが友達に「あの『yuco』とやったぞ」というメールを送っていたのかどうか、私は知らない。
送って、友達と嗤いあっていたとしても、私はもはや驚かないだろう。
Iとは、その日以来連絡を拒否している。
何も知らない共通の友人を介して、何度かIから「連絡をとりたい」といわれたが、応じる気にはなれなかった。
むしろ、どんな神経をしているのだろう、とうんざりするばかりだ。
その日から、私の中で「男性」の位置づけが変わったのは確かだ。
一応「付き合って」いたのだから、レイプなどというものとは違うのだろう。
でも、男性と「気持ち」と「性欲」はまったく別物なのだと思った。
性欲を満たすためなら、男は平気で嘘をつく。甘い言葉を吐く。
そう思った。
だから、私は男の人をどこまで信じて良いのか良くわからない。
その後に付き合った男性たちも今の彼氏も、多分Iとは違うと思う。
今の彼氏に至っては、初めて寝た時も、キスですら、ちゃんと私の同意を得てからだった。
でも、やっぱり彼もIと同じ「男性」であるには変わりないのだと思う。
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