わがまま

2004年11月19日
今日は元気になれない。
だからひとりで居たくない。

彼に言った。

「yuco、何かあった?」

彼が訊く。

「なにも。ただ言ってみただけ」
「そうか」
「今日は寒いから、湯たんぽ代わりになる人が欲しいなーって」
「yucoは寒がりだからなぁ」

電話の向こうで、彼は困ったように笑ったみたいだった。
 
「そろそろ、寝るよ」
「うん。明日も仕事だもんね」
「うん。多分、今週は帰れないと思う。ごめんな」
「いいよ。私は私で気楽にやってるから」

いつもより少しだけ長く話して、私たちは電話を切った。
 
 
彼を困らせたくないから、私は自分の言葉を冗談に変える。

茶化さないで「寂しい」と言ったら、彼はどんな反応をするのだろう。

「俺には遠慮しないでいいんだよ」

彼はたまにそう言う。
私が本音を飲み込んでいることを知っているのだろう。

困らせたくないから。

気遣いのつもりで言う言葉やのみこむ言葉。

それは、彼にとってどういうものなのだろう。

遠慮?
我慢?

意地をはっているみたい?
信用していないみたい?
 
 
あなたにとって良いこと?

それとも、

あなたにとっても寂しいこと?

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